3月6日に放送されたドラマ『プライベートバンカー』最終回。
天宮寺アイナグループの後継争いが激化する中、美琴(夏木マリ)の不正が明るみに出て、一族の運命が大きく揺れ動きました。
そんな中、庵野(唐沢寿明)は驚きの一手を打ち、物語は予想外の結末へと向かいます。
さらに、久美子(鈴木保奈美)の新たな役割や、眼帯の執事・加藤(山本栄司)の謎が残る展開に、SNSも騒然!
最終回の感想を、衝撃の伏線回収やラストシーンの考察とともにお届けします。
くれぐれもネタバレ注意でお願いします!
この記事を読むとわかること
- ドラマ『プライベートバンカー』第9話の主要な展開
- 庵野の「一族経営脱却スキーム」の詳細とその影響
- 眼帯の執事・加藤の謎と続編への期待
天宮寺家崩壊!?美琴の不正発覚と資産危機
前話では、天宮寺アイナグループ副社長の美琴(夏木マリ)と長男で常務取締役の努(安井順平)の後継争いを機に一族の醜い本性があらわに。
社長で美琴の夫・丈洋(橋爪功)は認知症の芝居をしており、醜い本性を目の当たりにしてがっかりします。彼はある決意を固め、プライベートバンカーの庵野に伝えました。
天宮寺アイナグループ副社長・美琴の不正がリークされ、明るみに出ることで、天宮寺家が大きく揺らぐ展開となりました。
これまで権力を振るってきた美琴ですが、過去に行った違法な地上げ行為が公になり、グループの株価は急落。
その影響は金融機関にも広がり、メインバンクの徳川銀行をはじめとする複数の銀行が、融資の一括返済を要求します。
美琴の不正な地上げが発覚し、グループの存続が危機に
美琴は長年にわたり、違法な手段で土地を取得し、グループの成長を支えてきました。
しかし、その事実が世間に知れ渡ると、株価は急落し、投資家たちは天宮寺グループから一斉に手を引きます。
このスキャンダルによって、天宮寺家の信頼は完全に失われ、経営の危機に直面することとなりました。
銀行からの一括返済要求、総額1000億円の窮地
美琴の不正が露呈したことで、銀行はリスク回避のため、貸し付けていた資金の即時返済を求めます。
総額1000億円にも及ぶ返済額に対し、天宮寺家の資産の大半は株であり、すぐに現金化できるわけではありません。
美琴は家族に協力を求めますが、長女・沙織(土屋アンナ)をはじめとする一族は冷たく突き放し、事態はさらに悪化していきます。
1000億円を巡る策略の応酬
外資系ファンドの救済案は罠なのか?庵野たちが動く
庵野は、美琴が返済できず銀行に会社の株を回収されて市場に出回れば会社は乗っ取られる危機になる、と兄妹たちに忠告。
天宮寺の長男・努は、外資系ファンド会社に勤める友人・鷹崎(中野英雄)に助けを求めます。
鷹崎は「1000億円で努の保有株を一時的に買い取り、後に買い戻す」という提案をしますが、これに美琴は不信感を抱きます。
そこで、庵野の助手である久美子(鈴木保奈美)と御子柴(上杉柊平)がそれぞれ調査に乗り出すことに。
彼らの調査によって、鷹崎の背後に隠された驚きの事実が明らかになるのですが…
窮地からの脱却 | 銀行側の野心
月末、メインバンク・徳川銀行の常務・南野(宇梶剛士)が天宮寺へやってくる。
融資返済の期日だ。だが鷹崎は現れず、努には「あの話はなかったことにしてほしい」と連絡が入る。
落胆の色を隠せない努。南野は「期日までに返済が不可能ならば
美琴様の保有する株を差し押さえさせて頂きます」と席を立とうとするところへ
庵野が立ちはだかり
南野と鷹崎が会食している現場の画像を見せる。
南野は鷹崎と結託し、最初から美琴が保有する株を奪うのが目的で
天宮寺グループの悪評を広めていたと指摘。
「美琴様の不正をリークしたのはあなただという調べはついています」
と言い切った庵野は
意図的に天宮寺アイナグループの株を操作する行為は悪質であり
金融商品取引法の違反に当たるとし
庵野と美琴は南野を脅迫。
実は美琴は事前に丈洋に頭を下げ、自身が保有する株を丈洋のファンドから1000億円で
買い取ってもらう話を付けており、南野へ
「融資の返済はすぐに致します、そのかわり徳川銀行には違反行為の責任をきちんと取って頂く」と南野を告発することをアピール。
警視総監、銀行協会会長、金融庁局長すべて知り合いだと言い張る美琴は形勢逆転。
南野は土下座して告発の許しを請い、融資返済の取り下げと、天宮寺の信用回復を業界とメディアに働きかけることを約束した。
美琴の不正をきっかけに、天宮寺アイナグループが存続の危機に陥いりましたが
庵野や御子柴、久美子の活躍もあって、事態は一旦収拾します。
ところが、丈洋は美琴たちに黙って、驚きの行動に出ていました。
庵野の驚きの決断!財団設立と天宮寺家からの脱却
美琴の不正問題で揺れる中、天宮寺家の当主であり社長の丈洋は、ある大胆な決断を下します。
それは、自身の財産の大半を投じて公益財団法人を設立し、一族の相続の対象外にするというものでした。
この計画は、庵野の主導による「一族経営脱却スキーム」でもあり、天宮寺家にとって大きな転機となります。
丈洋が財産を投じて財団設立、一族の相続対象外に
丈洋は長年、天宮寺家の権力争いを憂いており、一族の手からグループを解放することを決意します。
彼が設立した財団には、グループの大半の株が移され、一族は自由に資産を扱うことができなくなりました。
これにより、美琴をはじめとする天宮寺家のメンバーは、グループの支配権を完全に失うこととなります。
美琴、財団の乗っ取りを画策するも庵野が理事長に
美琴は財団の乗っ取りを目論み、丈洋を解任して自ら理事長に就こうと画策して、財団の理事でもある天宮寺兄妹たちに協力を求める。
全理事が集まった決議の場で丈洋が解任され、美琴はニヤリとしますが、美琴が新理事長に就くという案は否決されてしまいます。
そこで庵野が立候補するという展開に…天宮寺家以外の理事の賛成を得て、新理事長に庵野が就任したのです。
御子柴も驚愕!庵野の「一族経営脱却スキーム」
庵野は丈洋と事前に話をつけており、天宮寺家の経営から一族を排除する計画を進めていました。
御子柴はこの展開に驚きを隠せず、「庵野さん、どうして…」と困惑します。
天宮寺アイナグループの株を2%分買い集めていた庵野は、
財団の株と合わせてグループの過半数の株を持つ株主に。
その権利で、美琴ら天宮寺一族全員にクビを通告しました。
ここまでのことは丈洋が庵野に頼んだことで、庵野いわく「一族経営脱却スキーム」。
資産があることでの一族の醜い争いをやめさせるつもりでした。
久美子がグループの後継者に!庵野の真の狙いとは
グループの新たなリーダーとして指名されたのは、意外にも久美子(鈴木保奈美)でした。
これにより、彼女の経営能力が試されることとなります。
天宮寺一族の解散
丈洋は資産7千億の呪縛から家族を解放させたかったと告白。
天宮寺アイナグループからの経営への一切の関与を絶つ誓約書にサインするよう懇願。
誓約書には
努(安井順平)、果澄(MEGUMI)、沙織(土屋アンナ)、昴(吉田ウーロン太)、
それぞれの弱みを握っている庵野からの証拠写真が添えられていた。
兄妹たちは諦めの表情を見せる。
美琴は「家族のために自分を犠牲にしてきた!」と主張するが
家政婦たちが全員、美琴の自己承認欲求を断罪して退場していく。
「認められて、崇められて当然じゃない」という美琴に
「それで幸せだったのか?」と問う丈洋、そこで美琴の心が折れた。
「みんな再出発しよう、一人の人間として何ができるか、何がしたいか…よく考えてみよう」
という丈洋の最後の訴えに家族全員が誓約書にサインした。
丈洋が久美子を後継者に指名、庵野も賛同
丈洋が後継者としてふさわしいと伝えたのは、久美子でした。
新たな社長に指名され、この案が通ります。
庵野も自分の元で金融を学ぶ久美子の姿から適正だと、この決定を支持します。
「金融知識を餌に私に喰いつかせ、後任になるよう仕向ける…名付けて
社長養殖スキームってとこかしら?」という久美子に
「あなたのことが好きなんです、もちろんあの団子もです…不安ですか?」と尋ねる庵野
「大丈夫、私強いから」という言葉と共に久美子は社長となる決意を示します。
まださらなる驚きがありました。久美子が営む「だんごの鶴松」の
常連客・京極(五頭岳夫)が実は大富豪で、庵野が彼のプライベートバンカーを務めていたことが明かされます。
「だんごの鶴松」が天宮寺アイナグループと統合
久美子が天宮寺アイナグループの社長になり、団子店もグループに合併したことにより、
「これであなたのお好きなだんごの鶴松を持続的な企業へと成長させられました」と庵野。
そして「今、だんごの鶴松を買い取れば、もれなく
天宮寺アイナグループもついてきます。京極様、いかがなさいますか」
と問い掛け、京極が庵野と契約更新するところで終幕となりました。
この契約更新のシーンに京極の秘書役として
番組の主題歌を務めるロックバンド
[Alexandros](アレキサンドロス)の川上洋平がゲスト出演。
初回からすべてつながって、さまざまなことが鮮やかに回収された最終回でした。
眼帯の執事・加藤の謎が残る!続編の可能性は?
最終回のラストには、新たな謎が提示されました。
終盤で眼帯を外す加藤、その裏には謎のチップ
天宮寺家の執事・加藤(山本栄司)が眼帯を外し、その裏に謎のチップが貼られていることが明らかに。
加藤が不敵に笑う描写があったものの、
それが何なのか最後まで明かされませんでした。
未回収の伏線は続編への布石か?
この伏線が未回収のまま終わったため、続編を期待する声が多く上がっています。
SNSでは視聴者が「眼帯男、結局何者?」
「ええええええぇ眼帯の下にぇええええぁえ?」
「怖ぇぇー! どこのスパイだよー」
「やっぱ眼帯の執事の眼帯ってちゃんと意味あったんやな」
「ねえあの眼帯執事さん何もなかったの? ホントに!?」
「眼帯の裏側あれ何やったん? 気になるー!」
と騒然となりました。
「彼によってどんでん返し的なのがあるかと思ったけど、謎のままということは続編ある!?」
「眼帯さんの謎が解けるまで続編やってー 気になってしょうがない」
「眼帯さんの伏線回収するために二期あるなこれ。これはシリーズ化考えてますよね」といったコメントも見られました。
ドラマ『プライベートバンカー』第9話の感想まとめ
視聴者のSNSからは
庵野が財団の理事長職に就く段階で
「この展開は予想外だった!」「そうきたか」と驚きの声が上がり、
庵野のおなじみの言葉「この私がすべてお預かりいたします」
にかけて「ほんとに全部預かっちゃった」との投稿も。
そして「伏線回収がエグすぎる」「大どんでん返し」「おもしろかった!」と展開を楽しんだ感想が寄せられていました。
続編の可能性に期待が高まっています。
この記事のまとめ
- 美琴の不正が発覚し、天宮寺アイナグループが存続の危機に
- 庵野が財団理事長に就任し、一族経営を排除する計画を実行
- 丈洋が久美子を後継者に指名し、「だんごの鶴松」もグループの一部に
- 眼帯の執事・加藤の正体が明かされず、続編の可能性が示唆される
- 視聴者からは伏線回収の巧みさや衝撃の展開に驚きの声が続出