ドラマ「御上先生」第4話 感想と考察 | 文化祭の衝撃と槙野の策略

ドラマ「御上先生」第4話は、文化祭での教科書検定問題が大きな波紋を呼ぶ展開でした。

東雲たちが挑んだ問題提起により、文科省副大臣が激怒。

一方、槙野の狙いが官僚人事や権力闘争に関わるものである可能性が浮上し、物語の核心に迫る重要な回となりました。

この記事では、第4話の感想や考察を深掘りし、今後の展開を予想していきます。

くれぐれもネタバレ注意でお願いします！

文化祭で暴かれた教科書検定の闇

第4話では、文化祭を舞台に教科書検定制度の問題提起が行われました。

3年2組の東雲温（演 – 上坂樹里）と富永蒼（演 – 蒔田彩珠）は、
教科書検定の裏側にある問題を展示で訴えようとしますが、学校側は政治的な内容を理由に許可を取り消します。

しかし、御上孝（演 – 松坂桃李）は生徒たちの意見を尊重し、クラス全体でディベートを行うことで議論を深める場を提供しました。

東雲たちが挑んだ検定制度への疑問

東雲の父は中学校で独自の教科書を使っていたため、学習指導義務違反を問われて職を失いました。

そのため、東雲は文科省が決めたルールのせいで家族が壊れたと考え、検定制度に疑問を抱いています。

この問題提起は、ただの文化祭の展示ではなく、日本の教育制度の根幹に関わる大きなテーマとなりました。

御上の対応とディベートによる意識の変化

御上は「自分の正義だけが通ると思ったら対話はできない」と語り、
この出展に反対の意を示していた櫻井未知留（演 – 永瀬莉子）を賛成派、東雲をあえて反対派にして討論をさせます

この討論を通じて、櫻井は教科書検定の仕組みをより深く理解し、東雲とも和解します。

ディベートの重要性を示すことで、御上は生徒たちに「意見をぶつけ合うことで視野が広がる」ということを伝えました。

文科省副大臣の怒りとその影響

文化祭当日、東雲たちは学校を説得するために偽の企画書を作成し、検定制度を批判する展示を実施。

視察に来た文科省副大臣・滝沢は、この展示内容に激怒します。

さらに、報道部の神崎拓斗（演 – 奥平大兼）が滝沢にインタビューを行い、その様子を写真に収めました。

この一件により、学校と文科省の間で緊張が高まり、御上にも影響が及ぶ可能性が出てきました。

槙野の目的とは？官僚改革の可能性

第4話では、文科省の官僚・槙野恭介（演 – 岡田将生）の動きが官僚内部の権力闘争に深く関わっていることが明らかになりました。

彼は文科省総合教育政策局局長である塚田幸村（演 – 及川光博）を失脚させるための計画を進めており、闇の仲人・中岡（演 – 林泰文）とも接触しています。

槙野の目的は単なる出世なのか、それとも官僚制度の変革を目指しているのか、今後の展開が注目されます。

塚田を失脚させるための動き

槙野は中岡に対し、「塚田がいなくても話せる体制を作りたい」と語り、独自の影響力を強めようとしています。

さらに、「汚れ役をやらざるを得ない」とも発言しており、彼自身がリスクを背負いながらも、権力構造の変革を狙っていることがうかがえます。

この発言から、槙野は塚田を排除し、新たな官僚体制を作ろうとしている可能性が浮かび上がります。

御上との関係は協力か対立か

槙野と御上は、過去に官僚としてしのぎを削ったライバル関係にあります。

しかし、第4話では二人の間に微妙な駆け引きが見られ、現在は敵対しているのか、それとも協力関係を築こうとしているのか判断が難しい状況です。

槙野は「御上の好きにはさせない」と発言しており、御上の動きを警戒しているようですが、利害が一致すれば共闘する可能性もありそうです。

槙野の真の狙いとは？

槙野の行動を見ると、単なる権力闘争だけでなく、官僚制度そのものを変えようとする意図も見え隠れします。

「内閣人事局ができて以来、官僚人事は永田町に握られている」と語る場面からも、政治と官僚の関係に不満を持っていることがわかります。

槙野は、塚田を失脚させることで官僚の独立性を取り戻そうとしているのか、それとも自身の権力を拡大しようとしているのか、その真意が今後の大きな鍵となりそうです。

御上の兄・宏太の事件とその背景

第4話では、御上の兄・宏太に関する新たな情報が明らかになりました。

次元賢太（演 – 窪塚愛流）が神崎に見せた2ちゃんねるのスレッドには、宏太が天才少年だったことや、その事件に関する噂が書かれていました。

この情報が御上の過去とどのように結びついているのか、今後の展開を考察します。

2ちゃんねるのスレッドに隠された事実

次元は神崎に、「御上の兄・宏太の事件」についてのネットの書き込みを見せました。

そこには宏太がかつて神童と呼ばれていたことや、何らかのプレッシャーによって命を絶った可能性が示唆されています。

この情報が事実であれば、御上の生き方や価値観に大きな影響を与えた出来事だったのではないでしょうか。

天才少年・宏太の過去と御上への影響

スレッドの内容から、宏太は幼少期から非常に優秀な人物だったことがうかがえます。

しかし、その才能ゆえに周囲からの期待や重圧が大きく、最終的にそれが悲劇につながった可能性があります。

御上が教育に関わる道を選んだ理由や、官僚としての信念には、兄の存在が深く関係しているのかもしれません。

御上が隠している真実とは？

御上はこれまで、自身の過去について詳しく語ることはありませんでした。

しかし、第4話では神崎の調査によって兄の事件が掘り起こされつつあります。

御上は事件に対してどのような感情を抱いているのか、そして彼の教育に対する姿勢とどのように関係しているのか、今後の展開が注目されます。

「倭建命」とは何者なのか？怪文書の意味を考察

第4話では、再び隣徳学院に「倭建命」を名乗る者からの怪文書が届きました。

そこには「我は平川門より入る人々に草那藝之大刀（くさなぎのたち）を振り下ろす者なり。お前の不正はまもなく白日のもとに晒される」と書かれており、不穏な内容となっています。

この「倭建命」とは何者なのか、そして怪文書が意味するものとは何なのかを考察します。

隣徳学院の裏口入学疑惑との関連

怪文書の内容から推測すると、送り主は隣徳学院に何らかの不正があると考えているようです。

これまでの展開で、学院には裏口入学の可能性が示唆されていました。

もしかすると、「倭建命」を名乗る者は、学院の不正を暴こうとしている内部関係者なのかもしれません。

古代真秀が「まほろば」の鍵？

「まほろば」という言葉が怪文書と関連している可能性も浮上しています。

これは学院の理事長である古代真秀の名前「真秀（まほ）」とも読めることから、彼がこの問題に関係しているのではないかと疑われています。

古代が学院を一代で県内トップの進学校に育て上げた背景には、何か隠された事情があるのかもしれません。

御上は本当に関係ないのか？

是枝文香（演 – 吉岡里帆）は御上に対して、「倭建命はあなたではないか」と問いかけましたが、御上はこれを否定しました。

しかし、御上が学院に派遣された背景や、彼の過去を考えると、まったく無関係とは言い切れません。

怪文書を送った人物が誰なのか、そしてその目的が何なのか、今後の展開が気になるところです。

まとめ：第4話の展開から今後の展開を予想

第4話では、文化祭での教科書検定問題、槙野の動き、御上の兄の事件、そして謎の怪文書「倭建命」など、さまざまな要素が絡み合いながら物語が進みました。

それぞれの出来事がどのようにつながり、今後の展開に影響を与えるのかを整理し、次回以降の展開を予想します。

文化祭がもたらす波紋と影響

東雲たちの展示が文科省副大臣・滝沢の怒りを買ったことで、学院と文科省の関係に亀裂が入る可能性があります。

また、神崎が報道部として副大臣にインタビューをしたことで、彼の立場や影響力が今後さらに大きくなるかもしれません。

文化祭の一件が、学院や生徒たちの未来にどう影響を与えるのか注目されます。

槙野の動きがもたらす官僚改革の行方

槙野は塚田を失脚させるために動き始めており、官僚内部の権力闘争が激化しそうです。

御上との関係も微妙なままで、敵対するのか、あるいは利害が一致して協力するのか、今後の展開が気になります。

官僚制度の改革を目指しているのか、それとも自身の出世のためなのか、槙野の真意が明らかになるのが待たれます。

真山弓弦の存在

神崎は東京拘置所へ行き、国家試験会場で事件を犯した
真山弓弦（演 – 堀田真由）に面会を申し込み、拒否されましたが
行方が分からなくなっていた
冴島悠子(演 – 常盤貴子)と会いました。冴島も娘の弓弦と面会できていないとのことでした。

真山と、物語の進行にどのような影響があるのか注目されます。

次回の注目ポイント

次回以降、「倭建命」の正体が少しずつ明らかになっていく可能性があります。

怪文書の送り主が誰なのか、隣徳学院にどんな秘密が隠されているのか、今後の展開が重要になってくるでしょう。

また、御上の兄・宏太の事件の背景がより深く掘り下げられることで、御上自身の過去や信念が明らかになっていくかもしれません。

物語が大きく動き始めた第4話。次回以降も目が離せません。