ドラマ「御上先生」生徒たちの’卒業メッセージ’集1 秘められたものを考察

キャスト・スタッフ
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日曜劇場『御上先生』がついに最終回を迎えます。23日に放送されるラストエピソードを前に、主人公・御上孝(松坂桃李)が担任を務める「隣徳学院」3年2組の生徒キャストたち18人が、“卒業メッセージ”を発表しました。

メッセージには、御上先生との関係性、生徒たちの成長、伏線回収のヒントなど、物語を深く読み解く鍵が随所に散りばめられています。

特に、準主役の神崎拓斗(奥平大兼)や裏口入学が発覚した千木良遥(高石あかり)のコメントは、最終回でどのような展開が待ち受けているのかを示唆する重要な視点となります。今回は彼らの卒業メッセージをもとに、『御上先生』最終回の行方を考察していきます。

この記事を読むとわかること

  • 最終回の見どころや伏線の回収ポイント
  • 神崎拓斗と千木良遥の物語上の重要性
  • 生徒18人の“卒業メッセージ”が語る成長と変化
  1. 御上先生が伝えた「考える力」とは何だったのか?
    1. 「考えて」というキーワードの意味が最終回で明らかに
    2. 生徒たちの成長が見せる“答えのない問い”への向き合い方
  2. 卒業メッセージ集:出席番号1~6
    1. 大塚萌香/綾瀬智花(あやせ・ともか)
    2. 森愁斗/安西淳平(あんざい・じゅんぺい)
    3. 鈴川紗由/市原穂波(いちはら・ほなみ)
    4. 渡辺色/伊原宙(いはら・そら)
    5. 西本まりん/榎本咲良(えのもと・さくら)
    6. 唐木俊輔/遠藤雄大(えんどう・ゆうだい)
  3. 神崎拓斗と千木良遥が握るクライマックスの鍵
    1. 神崎が見せた“正義”の形とその進化
    2. 裏口入学という現実と千木良遥の選択
  4. 卒業メッセージ集:出席番号7~12
    1. 安斉星来/小栗天音(おぐり・あまね)
    2. 花岡すみれ/遠田祥子(おんだ・しょうこ)
    3. 今井柊斗/香川大樹(かがわ・だいき)
    4. 芹澤雛梨/金森絵麻(かなもり・えま)
    5. 藤本一輝/川島圭祐(かわしま・けいすけ)
    6. 奥平大兼/神崎拓斗(かんざき・たくと)
  5. 全てがつながる伏線回収|1話〜9話をどう見るべきか?
    1. 第6話「御上先生の過去」が示す真のテーマ
    2. 第1話と第9話のエンディングに隠されたメッセージ
  6. 卒業メッセージ集:出席番号13~18
    1. 影山優佳/倉吉由芽(くらよし・ゆめ)
    2. 永瀬莉子/櫻井未知留(さくらい・みちる)
    3. 吉柳咲良/椎葉春乃(しいば・はるの)
    4. 上坂樹里/東雲温(しののめ・たずね)
    5. 青山凌大/高梨晋太郎(たかなし・しんたろう)
    6. 高石あかり/千木良遥(ちぎら・はるか)
  7. 生徒たち18人の言葉から読み解く“答え”の多様性
    1. 「政治と個人」「AI教師」…それぞれが抱いた問いと向き合い
    2. 制服の変化が象徴する“卒業”の意味
  8. 御上先生最終回|生徒たちの旅立ちに何を感じ取るか?まとめ

御上先生が伝えた「考える力」とは何だったのか?

「考えて」というキーワードの意味が最終回で明らかに

ドラマ『御上先生』を通して一貫して伝えられてきた「考えて」という言葉には、単なる知識の習得ではなく、個人が社会や他者と向き合い、自分自身の意見や信念を形成する力が込められていました。

生徒たちの卒業メッセージでも、「考える力」について多くの言及がありました。

これは御上先生の教育理念そのものであり、最終回ではその真意がより鮮明になります。

生徒たちの成長が見せる“答えのない問い”への向き合い方

登場する生徒たちは、進路、家庭、社会問題といった複雑な現実に直面しながら、自らの頭で考えることの重要性を学びました。

特に神崎拓斗や椎葉春乃のストーリーでは、「正しさ」とは何かを深く問いかける場面が多く見られます。

最終回では、それぞれが“正解のない問い”に自分なりの答えを出す姿が描かれると予想されます。

卒業メッセージ集:出席番号1~6

大塚萌香(綾瀬智花役)、森愁斗(安西淳平役)、鈴川紗由(市原穂波役)、
渡辺色(伊原宙役)、西本まりん(榎本咲良役)、唐木俊輔(遠藤雄大役)のメッセージ

大塚萌香/綾瀬智花(あやせ・ともか)

全ての謎が解けます。今までずっと言われてきた“考えて”という言葉、
考える力とはどういうことなのかがきっとわかると思います。
結末がわかってからも。もう一度全部を見返して欲しいです。
見方が変わってくるし、難しい内容だけどスッと入ってくると思います。
御上先生、役としては基本オカミ反対! という感じで常に反発心むき出しだったのですが、
いろいろなことを考えた上での発言や行動で私たちを救ってくれました。
リアルな学校生活でこんな先生がいたら……と考えてしまいます。
今まで本当にありがとうございました。

森愁斗/安西淳平(あんざい・じゅんぺい)

見どころは、新たな問題にそれぞれの立場で立ち向かう姿。
どう考えればいい正解を導き出せるのか。
御上先生と出会って、生徒たちがどのように成長したのか分かる回だと思います。
最終回もよろしくお願いいたします! もう一度見返してほしいシーンは、
第6話で御上先生が自分の過去を打ち明けるシーンです。
御上先生も生徒も、お互いに歩み寄ってクラスの雰囲気が一気に変わった回だと思います。
御上先生にはもう感謝を伝えきれないほどの思いがあります!
とにかくもう、たくさん、いっぱい、大好きです。愛してます。

鈴川紗由/市原穂波(いちはら・ほなみ)

自ら考え、行動する生徒たちの成長が一目瞭然にわかると思います。
ついにやってくる受験。3年間の集大成であり、
新たな希望や思いを抱いて卒業していく生徒たちを温かく見守っていてください。
第6話では、今までAIとまで言われていた御上先生の過去に触れ、
先生を嫌っていた市原も複雑な心境で見方が変わっていきます。
撮影時に松坂さんが教室の端から端まで生徒1人ひとりと必ず目を合わせて、
向き合ってくれる姿は印象的で、こんなにも生徒と正面から向き合い、
私たちに考えるきっかけを与えてくれた御上先生に心から感謝しています。

渡辺色/伊原宙(いはら・そら)

個人的な問題と社会の課題。点在していた諸問題が、
最終回でどのように線として結ばれるのか目が離せません。
一視聴者として大切にしていることは、描かれないその先の未来です。
ドラマは完結しますが、それぞれの人物の物語はこれからも続いていきます。
最終回を見終えた後でも、皆さんの中で成長を続ける
登場人物の行方を見届けていただけるとうれしいです。
伊原宙くんは卒業しても、次元と一緒に御上先生や是枝先生に会いに行くと思います。
御上先生と過ごした1年間は決して忘れることはありません。ありがとうございました!

西本まりん/榎本咲良(えのもと・さくら)

第1話からは考えられなかった、生徒全員が御上先生に信頼を100%おき、
それぞれが目指す道へと成長していく姿を最後まで見ていただきたいです。
印象に残っているのは、第6話で明らかになった御上先生の過去です。
あのシーンは作品全体においても重要な場面で、生徒の
御上先生に対する気持ちが大きく変わり、一致団結する瞬間です。
松坂さんは長台詞がスラスラと出てくる上に、カメラの向いている
生徒へ向けて毎回お芝居をしてくれていました。その姿に尊敬と愛を覚えました。

着実に終わりに向かっていく日々を振り返り、松坂さんの言葉を
一番前の席で受け止めてきた3ヶ月はとても贅沢な時間でした。
29人もいる生徒1人ひとりと向き合い、先生としても
先輩としても重みのある言葉を贈ってくれる姿に日々感動していました。
「御上先生」、「榎本咲良」とのお別れもとてつもなく
寂しいと感じさせてくれた松坂さんに感謝してもしきれません。
大好きです! 本当にありがとうございました!

唐木俊輔/遠藤雄大(えんどう・ゆうだい)

最終回は僕たち29人がこの期間を通して、どんなふうに変わってきたのか。
全員が考え抜いて作り上げてきた最後の集大成です。
ぜひ見ていただきたいです。
また、遠藤雄大は筋トレキャラなので、第4話の隣徳祭の
打ち上げのシーンで、みんながジュースを飲んでいる中、
1人だけプロテインで乾杯しています。よかったら見返してみてください(笑)。
そして最後に、僕は御上先生に、そして松坂さんにたくさん助けられてきた日々でした。
本当に御上先生が松坂さんで良かったです。
今後、御上先生は僕の指針であり、支えです。ありがとうございました。

神崎拓斗と千木良遥が握るクライマックスの鍵

神崎が見せた“正義”の形とその進化

神崎拓斗は物語を通じて正義感の強い人物として描かれてきました。

「ハゲワシと少女」の場面など、彼の価値観が語られるシーンは、彼の信念の強さと変化を象徴しています。

最終回では、彼が何を選び、どのような言葉でそれを語るのかが大きな見どころとなるでしょう。

裏口入学という現実と千木良遥の選択

第9話で裏口入学が明かされた千木良遥の存在は、最終回に向けて大きな波紋を呼びました。

彼女の抱える葛藤や周囲との関係性は、教育制度の問題や公平性を象徴するテーマでもあります。

最終回では、彼女がどのような決断をし、それが周囲にどう受け入れられるのかに注目が集まります。

卒業メッセージ集:出席番号7~12

安斉星来(小栗天音役)、花岡すみれ(遠田祥子役)、今井柊斗(香川大樹役)、
芹澤雛梨(金森絵麻役)、藤本一輝(川島圭祐役)、奥平大兼(神崎拓斗役)のメッセージ

安斉星来/小栗天音(おぐり・あまね)

御上先生は、「個人的なことは政治的なこと」というセリフをテーマにしてきましたが、
それに向かって生徒1人ひとりが自ら考え、羽ばたいていく姿を見届けていただければ幸いです。
印象に残っているシーンばかりですが、中でも御上先生が自身の過去を話すシーン。
あのシーンはいろいろな感情が入り乱れ、話を受け取る側でしたがものすごく心に残っているシーンです。
そして、少し話は変わりますが第1話のエンディングを見返して欲しいです。
全て伏線回収になっているエンディングですよ。
簡単なように聞こえてしまうかもしれませんが、この日曜劇場はもちろん、
御上先生と出会えていなかったら……と考えると恐ろしいぐらい私の中でものすごく大きな存在です。
御上先生とまた必ず出会えますように……。

花岡すみれ/遠田祥子(おんだ・しょうこ)

ここまで『御上先生』を楽しんでくださった皆さま、ありがとうございます。
全10話ですが、1話1話がギッシリなので、体感は50話分くらい……あります。
ここまで繊細に積み重ねてきた物語の集大成、ぜひ一緒に見届けていただきたいです。
第6話の御上先生の過去を話すシーンは、このドラマの存在意義にもつながる、
そして遠田としても、花岡としても強く強く記憶に残る時間でした。
御上先生、松坂桃李さんの生徒として教室で過ごせた3ヶ月間は、
学校生活3年間に匹敵するような刺激的で成長のある時間でした。
「これからは絶対に目を逸らさない。約束する」この言葉の響きを、
今後忘れることはないと思います。ありがとうございました!

今井柊斗/香川大樹(かがわ・だいき)

本作は撮影前から物語の主軸を認識した上でキャスト1人ひとりが役として生きていたので、
ドラマというより10時間の映画を撮っているような感覚でした。
緻密に計算し尽くされた第1話~第9話、全てが僕の見返して欲しいシーンです。
最終回は御上先生の言葉を素直に汲み取り成長した生徒29人の表情に注目していただきたいです。
「考えて」と一貫したオカミの姿勢があったからこそ、
自らで考え他者を理解し、自分ごとに捉えることができました。
オカミに出会い「優しさ」と「愛」の本質を知れた気がします。
オカミありがとう。香川大樹。

芹澤雛梨/金森絵麻(かなもり・えま)

私が女性ということもあり、第7話の椎葉(春乃)回が苦しくて苦しくて、本当に好きでした。
特に椎葉が、生徒たちと向き合って今までの状況を告白していくシーン……
台本の時点でも苦しかったのに、そこに(吉柳)咲良ちゃんのお芝居が合わさって、
素晴らしく、凄まじいシーンへとなっています。皆さまにもぜひ見返して考えてほしい場面です。
そんな椎葉もそうですが、他の生徒たち、周りの大人たちが
最終話に向けてどう成長したのか、何を考えて行動してきたのか、見届けてください。
御上先生、いつもニコニコ微笑みながらみんなのことを見守っていてくれて、
本当にありがとうございました! 挨拶をするときや生徒と話しているとき、
いつも目線を合わせてゆっくり話を聞いてくださっていたのが印象的です。
数ヶ月でしたが、御上先生は、本当に大好きな先生です。

藤本一輝/川島圭祐(かわしま・けいすけ)

御上先生が隣徳学院に来た隠された真実とは、生徒は無事に
卒業出来るのか、今までの物語が全てつながり全容が明らかになります。
台本を読んでも、撮影現場で演じていても、映像で見ても、
毎話クオリティーが高く、ものすごい作品に関われていることに感謝しかないです。
登場人物全員の発する言葉、台詞の意味、第6話で御上先生の過去が明かされ
生徒の向き合い方が変わる姿、生徒29人全員のお芝居にも注目して見ていただけたらうれしいです。
この3ヶ月間、御上先生からたくさんのことを学びました。
最後に松坂さんからいただいた言葉「驕る事なく謙虚に感謝を忘れず人の世話になる」。
僕の大事な座右の銘になりました。 松坂桃李さんに出会えて幸せです。
『3年2組御上先生』一生の宝物です。

奥平大兼/神崎拓斗(かんざき・たくと)

始まってから終わるまで、早かったような遅かったようなって
毎回思うんですが、ちゃんと考えると、体感で言うと長かったなって思います。
それだけ思いがある作品なんだということだと思います。
とにかくまず先生方お2人には約3ヶ月間我々生徒を引っ張って
行ってくれて感謝の気持ちでいっぱいです。
キャストのみんなと和気あいあいと話している姿は先生の姿でもあり、
役者の先輩でもあり、刺激になるようなことが多かったです。
今度はまた少し大人になって、またご一緒できるように頑張ろうと思える撮影現場でした。
本当にありがとうございました。

全てがつながる伏線回収|1話〜9話をどう見るべきか?

第6話「御上先生の過去」が示す真のテーマ

多くの生徒が印象深いと語った第6話では、御上先生の過去が明かされました。

生徒と教師の関係が変わるきっかけとなるこの回は、「他者を理解しようとする姿勢」や「背景を知ることの大切さ」を描いています。

この過去があるからこそ、御上先生の言葉には重みがあり、最終回での生徒たちの選択にも深く関わってくるでしょう。

第1話と第9話のエンディングに隠されたメッセージ

第1話と第9話のエンディングには、それぞれの始まりと終わりを
象徴する伏線が散りばめられていました。

特に第1話の授業やエンディングを見返すと、物語全体が一貫したテーマをもとに構成されていたことに気づきます。

最終回ではこれらの伏線がどう回収されるのか、
再視聴することで新たな発見があるかもしれません。

卒業メッセージ集:出席番号13~18

影山優佳(倉吉由芽役)、永瀬莉子(櫻井未知留役)、吉柳咲良(椎葉春乃役)、
上坂樹里(東雲温役)、青山凌大(高梨晋太郎役)、高石あかり(千木良遥役)のメッセージ

影山優佳/倉吉由芽(くらよし・ゆめ)

生徒たちが自ら考えてどんな行動を起こしていくのか、御上先生が明らかにしていく
残酷な真実など、挙げきれないですね! 3年2組のみんながどんな表情で
羽ばたいていくのか、1人ひとりや関係性にも引き続き注目いただければ幸いです。

生徒の制服も少しずつ変化してきましたが、
いよいよ卒業を感じる装いになっているのでそちらもぜひに。
夜深くまで文化祭準備のシーンを撮っていたときは、本当の学生に戻ったかと
いうような気持ちで一致団結して臨んだのがすごく楽しかったです。
第3、4話の倉吉の話は、私以上にクラスメイトのみんなや見てくださっている
みなさんが受け止めてくださって、心の底から感謝の気持ちでいっぱいです。
あのシーンは堂々としていたかったけど手が震えて声がうまく出なくて…。
倉吉の弱さと強さが誰かの明日になっていたらいいなと願っております。
常に生徒ファースト、作品ファーストで撮影現場を支えてくださった御上先生。
お芝居や役者さん1人ひとりに向き合う姿勢からたくさんのことを学ばせていただきました。
御上先生も松坂さんも、1人で背負う気概やプレッシャーがおありだったかと思いますが、
私もそんなふうに自分を律して人と向き合える人間になれるよう精進していきます。本当にありがとうございました!

永瀬莉子/櫻井未知留(さくらい・みちる)

最終回では官僚の御上孝が教師の「御上先生」として、卒業を控える生徒と最後まで向き合っていきます。
先生の魂のメッセージに、役を通して自分自身もハッとさせられる瞬間が何度もありました。
特に先生の過去を語る第6話ではいつも以上に撮影現場全体の温度が高くなったのが印象的でした。
また、御上先生を演じる松坂さんからたくさん学ばせていただきました。
その中でも印象的なのは撮影現場での在り方です。
いつも座長としてフラットに撮影現場を見てくださり、あまり感情の
読み取れない御上孝の言葉や目から垣間見える温もりは松坂さんだからこそ、
繊細に伝わるお芝居になっているのだと思いました。
御上先生のもとで生徒として過ごせた時間はずっと宝物です。本当にお世話になりました!

吉柳咲良/椎葉春乃(しいば・はるの)

最終回では、生徒たちが御上先生との出会いを通じて、「考えることの大切さ」
に気づき、自らの意思で動き始める姿が描かれます。
それぞれが悩み、模索しながらも、自分なりの答えを見つけていく。
そんな彼らの大きな成長を感じていただけるはずです。そして、親友である千木良の大切なシーン。
私はお芝居を受けた瞬間に、わけもわからず涙が止まらなくなりました。
それほど心を揺さぶられる場面になっています。
迷いながらも、自分の足で未来へと踏み出そうとする
彼らの決断を、ぜひ最後まで見届けてください。

印象に残っているのは、「ハゲワシと少女」のシーンです。
あの場面の神崎のセリフには、彼なりの正義が滲み出ていて、その信念の強さが言葉の端々から伝わってきました。
単なる理屈ではなく、心からの叫びであることが
ヒシヒシと感じられて、思わず鳥肌が立ったのを覚えています。
彼のまっすぐな思いに触れた瞬間、カッコイイなあ、としみじみ感動しました。
ぜひ、もう一度じっくりと見ていただきたいシーンです。

御上先生の温かさと細やかな配慮に、私たちは何度も救われました。
特に、お兄さんのことを話すシーンで先生が言っていた「僕の速度を優先できる人だった」
という言葉が、今も深く心に残っています。
御上先生ご自身が、私たち生徒1人ひとりの歩みを決して急かすことなく、どんなときも
穏やかに見守ってくださったように思います。その包容力に、何度も救われました。
大切なものを一緒に背負ってくださる寛大さ、そっと寄り添いながら見守る優しさ。
そんな先生の姿に、私は人としての理想を見ました。
いつか私も、御上先生のような大人になれるように精進していきます。
この作品を通じて、先生とご一緒できたこと、本当に幸せでした。
たくさんの学びと愛を、心からありがとうございました。

上坂樹里/東雲温(しののめ・たずね)

「パーソナル イズ ポリティカル」「バタフライエフェクト」
最初から出てきたこのワードがどう物語に繋がってくるのか、
3年2組の生徒の成長とともにご覧いただきたいです。
全話復習していただきたい気持ちはありますが、もう一度第1話の
最初の授業を見返していただきたいなと思っています。
御上先生と出会って、私は自分自身と真正面から向き合うことができました。
いつでも周りに人がいること忘れません。
3年2組というクラスで、御上先生と是枝先生と一緒に過ごすことができた日々は宝物です。
本当にありがとうございました。

青山凌大/高梨晋太郎(たかなし・しんたろう)

第10話の御上先生の言葉も深く心に残りましたが、それと同じくらい
思い出深いのは第6話で、先生が兄(宏太)のことを話すシーン。
もし見られるなら、松坂さん演じる御上先生の方向だけを映した映像が見たいと思うほど、
細かい表情の変化や言葉の重みを感じました。
自分が演じる高梨は一番前の真ん中の席なので、衝撃がすごかったです。
松坂さんが温かく見守ってくださっていたおかげで、カメラが回っている時も
そうじゃない時も青春を取り戻した時間でした。
最終日に生徒全員にいただいたプレゼント、一生大切に使います。ありがとうございました!

高石あかり/千木良遥(ちぎら・はるか)

第9話のラストで千木良の裏口入学が明かされました。
もしかしたら、みんなが幸せになる選択は無いのかもしれない。
ただ、それまでに御上先生や生徒たちと一緒に歩んできた時間は、
きっと彼女の選択の支えになるんだと思います。

私もそんな3年2組を近くで見続けてきて、「考える」というのは言葉では簡単でも、
その問題から目を背けず立ち向かう、とても勇気のいることなんだなと学びました。
向き合い続けた生徒たちは本当にかっこいいです。御上先生。私、考え続けます。

「御上先生」生徒たちの’卒業メッセージ’集2:

生徒たち18人の言葉から読み解く“答え”の多様性

「政治と個人」「AI教師」…それぞれが抱いた問いと向き合い

卒業メッセージの中には、「個人的なことは政治的なこと」や「AI教師」といった現代的なテーマに触れるものも多く見られました。

それぞれの立場や背景を持つ生徒たちが、自分なりの「考え」を持つようになる過程は、視聴者にも深い問いを投げかけます。

これは決して一つの正解に導く物語ではなく、多様な「答え」が共存しうることを示しています。

制服の変化が象徴する“卒業”の意味

倉吉由芽のコメントにあったように、生徒たちの制服の変化は、外見以上に内面の成長を象徴しています。

見た目の変化は、彼らが新しい自分に生まれ変わっていく姿でもあり、卒業が近づくにつれ、その象徴性はより強くなっています。

一人ひとりの卒業が、単なる通過儀礼ではなく、意味ある旅立ちとして描かれている点が、このドラマの魅力のひとつです。

御上先生最終回|生徒たちの旅立ちに何を感じ取るか?まとめ

『御上先生』は単なる学園ドラマにとどまらず、教育の本質や人間関係、社会への問いを真正面から描いた作品でした。

生徒18人それぞれの卒業メッセージからは、深い感謝とともに、「考えることの意味」や「他者を理解する姿勢」への気づきが伝わってきます。

最終回では、これまでの積み重ねが結実し、視聴者にも新たな問いや気づきをもたらすラストになることでしょう。

この記事のまとめ

  • 生徒18人が語る「考える力」の本質
  • 神崎と千木良の物語が最終回の鍵
  • 第6話の過去回想が結末の伏線に
  • 第1話・第9話の演出が伏線回収に繋がる
  • それぞれが自らの答えを導く姿が描かれる
  • 制服の変化に込められた卒業の意味
  • 多様な「正義」と「選択」の提示
  • 御上先生の姿勢から学ぶ教育の本質
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