「天久鷹央の推理カルテ」 アニメ第6話のネタバレと感想 | 火焔の凶器シリーズの結末

ストーリー
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アニメ「天久鷹央の推理カルテ」
第6話「炎の終幕」が放送されました。本作は、医学と推理が融合した独特のミステリー作品ですが、今回はその魅力が最大限に発揮された回となりました。

室田教授の謎の発火事故、隠された過去、そして衝撃の真犯人――。物語はクライマックスに向けて怒涛の展開を見せました。

この記事では、第6話のストーリーを振り返りつつ、その感想と評価をまとめます。シリーズ全体の流れも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

くれぐれもネタバレ注意でお願いします!

この記事を読むとわかること

  • アニメ第6話「炎の終幕」のストーリーと事件の真相
  • 人体発火の原因と鷹央の推理の過程
  • 犯人たちの動機や心理描写の深さ
  • 第6話の評価と見どころ

シリーズ全体の流れ

第4話「火焔の凶器」

鎌倉の蘆屋家の敷地にある
蘆屋炎蔵の墓を
調査しに行ったメンバーは
室田宗春教授とその助手である加賀谷正志
帝都大学の碇教授
帝都大学准教授・倉本葵
の4名だった。

「蘆屋炎蔵の墓を暴いた者には呪いがかかる
炎により焼き尽くされる」という言い伝えがあった。

室田教授と碇教授は原因不明の
病にかかり、「炎蔵の呪いだ」と恐れ
室田教授は天久鷹央(あめくたかお)に診断を依頼した。
呪いを信じない鷹央は

炎蔵の墓を調査し
2人とも墓地のカビによる病気であると診断を下し
一件落着に思われた

第5話「紅蓮の呪術師」

しかし、調査メンバーの一人、倉本葵が
室田教授の邸宅にて
謎の人体発火により絶命してしまう。
そして症状が重かった碇教授は病床で息を引き取った。
だが碇教授の葬儀の際、彼にも謎の発火現象が起こったかに
思われたが、棺に時限発火装置が仕掛けられていた。

碇教授の葬儀に参列した
小鳥遊優(たかなしゆう)は、葬儀会場で
バイクのエンジンをふかし、小鳥遊をじっと見ていた
フルフェイスマスクの男を目撃。
怪しいと思っていた矢先、
小鳥遊の愛車RX-8に時限爆弾が仕掛けられており
職場の駐車場にて、彼の目の前で爆発!

犯人を確信した小鳥遊は後輩の鴻ノ池舞(こうのいけ まい)と共に
犯人をおびき寄せ、襲撃してきたところを現行犯で確保。
その犯人は鎌倉の蘆屋家の当主・蘆屋雄太だった。

雄太は小鳥遊に恨みを持っており
駐車場で小鳥遊の愛車に爆弾を
仕掛けたことは認めたが、自分の犯行はその件のみで
他は全て「炎蔵の呪い」だと主張。

一方、室田教授の容体が急変し
天医会総合病院に救急搬送される。

嘔吐下血悪寒、そして血中酸素濃度が低いので
酸素吸入器をつけられて病院に担ぎ込まれた。

手術室へ搬送する際
小鳥遊は、室田教授に付き添ってきた教授の娘・室田春香に
「容体の急変はいつからですか?」と尋ねると
「お昼からずっとです…」と春香は答える。
小鳥遊は、室田教授に電気毛布が掛けられているのを確認すると
救急隊員に「この電気毛布は?」と質問
隊員は「ずっと寒さを訴えておられたので、我々の判断で掛けました」と答える。

手術室到着後

患者の胸をはだけて見たら
胸元には
赤い斑点を多数発症していた。

そしてあろうことかその胸元から発火する。

鷹央がすぐに酸素マスク外せと言ったがもう手遅れ。
室田教授の身体は炎上してしまった。

第6話「炎の終幕」のストーリーの展開

アニメ「天久鷹央の推理カルテ」第6話は、前回の衝撃的なラストから続く物語でした。

人体自然発火というミステリアスな事件を巡り、天久鷹央が鋭い推理で真相に迫ります。

果たして、人体発火の原因とは何だったのか? そして、事件の裏に隠された悲しい真実とは――。

突如起こった人体発火!室田教授の最期

天医会総合病院の病室

気絶していた室田春香は父である室田宗春(教授)が燃える夢を見て目を覚まします。
「大丈夫ですか」と声をかける小鳥遊。
「父は?」と聞いてきた春香に、教授は亡くなったと説明します。

鷹央の推理が動き出す!手がかりは血液データ

研究室で室田宗春が発火した原因の調査を続ける鷹央

小鳥遊の携帯に桜井刑事から着信。
鷹央が桜井と話す。

「室田春香と、その母親の通院履歴は見つかったか?」と聞く
すると、「そうか、やはりな」とだけ言う。
室田の司法解剖の結果が出るには、
まだ時間がかかるということを聞くと、すぐに電話を切ってしまった。
考え続ける鷹央は
「最後のピースが埋まらない、室田の血液があればな」と言いますが

鴻ノ池舞は「血液はあります」と答えた。
室田が搬送された際、採取していたのでした。

すぐに鷹央は血液から出たデータの分析を始める。
鷹央は何かをひらめく。

「時間がない、行くぞコトリ、車をだせ」と言います。
小鳥遊の愛車は爆破されており
代わりに鴻ノ池のバイク(新車)を借りて
小鳥遊は鷹央が指定した行き先へと向かう。

最後のピースが埋まった!鷹央の推理とは

決定的証拠は室田家の蔵に!証拠隠滅を図る男とは

向かった先は室田の邸宅だった。
室田家の秘蔵品が多数格納されている蔵

そこでは何者かがガソリンをまいていた。

鷹央は全てお見通しの様子で
「チェックメイトだ!やめておけ!もう警察にも通報してあるぞ、加賀谷!」
その人物は室田教授の助手、加賀谷正志でした。

鷹央は加賀谷に「証拠隠滅を図ろうとしたな、
蔵を調べれば人体自然発火のからくりがバレるからな!」と言った。

鷹央の見解は、「人体が発火した原因は黄燐だろう」ということだった。
黄燐はリンの同位体の1つで強い毒性を持つ物質で、
室田が救急搬送されてきた際の症状は黄燐の中毒症状だったと告げる。

この蔵には黄燐のマッチがあるとのこと。

衝撃の真犯人!すべての事件は「炎蔵の呪い」ではなかった

金庫には黄燐のマッチが保管されていて、葵は黄燐のマッチが自然発火したとのこと。
「それはもうどこにも売っていない年代物のマッチだ」
黄燐制のマッチは、その高い毒性と発火の危険性から日本では
製造・販売中止になっている。

室田は喫煙の際、常時そのマッチを使用しており
倉本葵も室田から貰ったそのマッチを使用していた。

鷹央はさらに、一連の不可解な事件の真相も推理した。

・室田教授と碇教授が訴えた原因不明の病は私が診断したクリプトコッカス菌による症状で間違いない。
・倉本葵の発火は衣服に染み付いた黄燐がストーブにより熱を発したことによる発火事故だった。
・室田教授の発火は黄燐が電気毛布の熱に反応した為に起こった発火事故だった。
・碇教授の棺の発火、あれは放火事件だった。
・小鳥遊の愛車の爆破は蘆屋雄太が小鳥遊個人を狙っての犯行だった。

「全て炎蔵の呪いなんかじゃない。偶然が重なってみんな勘違いしたに過ぎない」

真犯人と、その動機は?

桜井刑事と成瀬刑事が室田邸宅に到着した。

すると加賀谷は突然、ガソリンを大量に蔵の中にばらまいた上で

「これ以上近づかないで下さい。」と冷めた声で言った。
さらに「僕が黄燐マッチを使って室田教授の命を狙った。僕が犯人です」と自白。

加賀屋の目的とは?鷹央の推理が冴える

「アイツは僕を一生こき使うつもりだった、奴隷のようにね、その恨みを晴らすためにやった!あとはこの蔵を燃やすだけ…」と加賀谷はライターを持ち出すと

鷹央は「そう、お前は蔵を燃やすしかない、金庫を開けられないからな」と言います。
ハッとする加賀谷
どういうことなのだろうか?

ついに暴かれた真犯人

鷹央は続ける。
「碇教授の葬儀の日の棺の発火、あれも加賀谷が発火装置を仕掛けたんだ。
その目的は、真犯人を守るためにな!」

「真犯人!?」皆が驚く

「お前は真犯人が、いずれ黄燐マッチで室田宗春を狙うことを察知し
警察の目をそらしたかった。最悪、全て自分が罪を被れば良いと考えていた。」
鷹央は指摘する。
「誰なんです真犯人は?」成瀬が聞く

鷹央は最後の追及をする
「秘蔵のマッチをすり替えられる、室田の食事に黄燐を混ぜる、そして室田家にしか開けられない
金庫を開けられる人物…
真犯人は春香…お前だ!」

真犯人に秘められた過去

真犯人は室田教授の娘・春香だった

桜井と成瀬の後ろについてきていた
室田春香は表情を変えずに鷹央の話を聞いていた。

鷹央は桜井に、室田の妻と娘の通院履歴を調査させた。これによれば、
2人は複数の総合病院を掛け持ちしていた。

それはDV被害者が、家族にバレたくない為にとる
特有の心情だと言い、妻と春香のレントゲンには複数の骨折の跡が見られました。

春香の復讐の動機とは?DV被害の過去が明らかに

春香は、母親が命を落としたのは
日常的にDV被害に合わせていた父親のせいであり

母の仇を討つために、憎んでいる父親の元へ戻ってきていたのだ。

鷹央はズバリ指摘する
「マッチをすり替えたものの、発火現象は思ったように発生せず
倉本葵という思いもよらぬ被害者を出してしまい、他にも不可解な事件が発生し
お前は精神的に疲弊していた。
こうなれば直接、黄燐を飲ませて中毒にさせるしかないと、食事に黄燐を混入させた。
病院で発火することまでは予想していなかったんだろうがな」

炎の中のクライマックス

春香は誰も助けてくれなかったと言い、
ガソリンに満ちた蔵に火を放ち
全てを燃やして自害を図ります。

もう生きている意味はないと春香はつぶやく。
1人、燃え盛る蔵に残ろうとします。

燃え盛る蔵の中で…鷹央の説得と春香の選択

小鳥遊は春香を説得しようとする鷹央を突き飛ばし
自らが代わりに春香を説得します。

だが悲観的な春香は、もはや誰の話も聞く耳を持たず。
小鳥遊は煙により意識が遠のいていきそうになります。

その時、けたたましいエンジン音とともに叫び声が
「たかなしー!」

鷹央はバイクで突進して飛び込んできます。
舞のバイクは転倒し、炎に包まれます。

鷹央は「私は医者だお前を連れ出す義務がある!」と言い、春香の胸倉をつかむ。
「これは母親が望んだことなのか?」と叫びました。
「母がお前を守ってくれたから、今ここにいるんだろ?罪を償って母のために生きろ」
と鷹央は言い、春香は母親の顔を思い浮かべ、ようやく観念します。

鷹央の名推理と小鳥遊の活躍…二人の関係性にも注目

春香と加賀谷はパトカーで連行されていきます。

鷹央は「春香は長い刑期になるだろう、倉本を巻き込んでしまったしな。」
とつぶやき、小鳥遊は「先生が説得するところ、かっこよかったですよ」
と言うと鷹央の蹴りが小鳥遊の尻に炸裂!

「鴻ノ池のバイク、ちゃんと弁償してやれよな…」
「えーーっ、そんな!」

【まとめ】天久鷹央の推理カルテ第6話「炎の終幕」の見どころ

「天久鷹央の推理カルテ」第6話「炎の終幕」は、医学と科学を駆使した推理が冴え渡る、緊張感あふれるエピソードでした。

人体自然発火という不可解な事件の真相が、徹底的な分析によって解明される様子は圧巻でした。

最後に、第6話の重要なポイントを振り返りましょう。

  • 人体自然発火の正体は黄燐による化学反応だった。
  • 加賀谷の自白は嘘、本当の犯人は室田春香。
  • 春香の動機は、父のDVによって命を落とした母の仇討ちだった。
  • クライマックスでは、鷹央が火の中に飛び込み春香を救出。
  • 緻密な伏線回収と、鷹央と小鳥遊のコンビネーションが光る回だった。

これまでのエピソードの中でも特に衝撃的な展開となった第6話。

鷹央の冷静な推理と行動力、そして事件の意外な真相が、多くの視聴者に深い印象を残したのではないでしょうか。

次回の展開もますます楽しみです!

この記事のまとめ

  • 「天久鷹央の推理カルテ」第6話では、人体自然発火の謎が描かれる
  • 事件の真相は、黄燐による化学反応が原因だった
  • 真犯人は室田教授の娘・春香で、動機は父への復讐
  • 助手の加賀谷も事件に関与し、最終的に逮捕される
  • クライマックスでは、鷹央が炎の中から春香を救出
  • 伏線回収が見事で、サスペンス要素の強いエピソードだった

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